木遣りの杜

労働歌として口承によって受け継がれ、唄われ続けた伝統文化

「木遣り説明」の記事一覧

木遣りとは

木遣りは労働歌の一つとして、始りは諸説ありますが、木遣り唄として1202年(建仁2年)に栄西上人が京都の建仁寺を建立する際、重いものを引き揚げる時に掛けさせた掛け声が起こりだとされています。 作業唄として自分の名前を掛声 […]

木遣りの歴史

木遣(きやり)は元来作業唄である。 複数の人数で一つの作業を行うとき、力を一つにまとめる合図としてうたわれた唄であった。 現代では作業そのものが動力化して、人力よることが殆どなくなり、木遣り唄も作業唄から離れ、祭礼や祭り […]

木遣りの種類

木遣には,大木遣(おおきやり),大間(おおま),中間(ちゅうま),早間(はやま)があります。 これはうたのテンポの速さで,引き上げる丸太の大きさによってテンポの緩急が異なる訳です。 大きな木を動かすならゆっくりと力強く、 […]

江戸木遣りとは

そもそも木遣(きやり)という言葉が「木を遣(や)り渡す」、すなわち「木を運ぶ」とか「木を移動させる」という意味であることはよく知られていますが、『人倫訓蒙図彙(じんりんくんもうずい)』(元禄3、1690刊)や『和漢三才図 […]

木遣りの用語

木遣り(キヤリ) 木遣り歌とも。大木や石を大勢で引いて行くときにうたう歌。 家を建てるため柱となる木を切り出して引いてくるとき,音頭取りが材木の上に上ったりしてうたった歌が,字義どおり木遣りであるが,祝儀歌としても民謡の […]